物語部門
最優秀賞
文:木村 セツ子/絵:大村 えつこ
ぼく しらないよ
物語部門 選評
ひろくんのふとんは、朝、いつもぐしゃぐしゃ。ひろくんは、ぐしゃぐしゃにするやつを、つかまえることにしました。ふとんの横にひもをおき、うそっこ眠りをして…と、作戦を練って、いよいよ実行です。さあ、捕まえることはできるでしょうか? 身近なふとんから発想した、とても楽しい、最優秀にふさわしい作品です。
優秀賞こどもの部
遠藤 萌花
ハッチーお仕事がんばるよ
物語部門 選評
ハッチーは働きばち。女王ばちに命じられて、イチゴハウスで働くことになりました。お花畑がよかったハッチーは、がっかりしますが、「がんばろう!」という気持ちに変わります。その変化が自然に描かれていて、とても素直な作品。小さな生き物の気持ちになって、想像力をふくらますことができる作者は、きっと心優しい人なのだと思います。
- 佳 作
MIYU
うみのどうぶつえん
小林 輿世
夢の出来事
馬場 比奈子
サンタさんに会えた
優秀賞大人の部
志賀 哲敏
じゃんけん
物語部門 選評
お月さまとじゃんけんをして、チョキをだして勝ったぼくは、月になって空へのぼります。次いで、風にも雨にも勝って、大空の冒険が続きます。雄大です。自由です。星や雲のおしゃべりも楽しい。無駄な言葉がなく、詩的でオノマトペも効いています。子どもらしい目線と心の動きがさらに重なれば、いっそうすてきな作品になるでしょう。書き続けてください。
- 佳 作
ひろいれいこ
くま鈴の音
三浦 幸子
将ちゃんの手紙
荻田 美加