第12回絵本「十二支はたいへんです」が完成しました。

 第12回「日本新薬こども文学賞」において絵と物語を全国から広く募集し、応募のあった作品からそれぞれの最優秀賞を決定して絵本の製作を進めてまいりましたが、このたび完成しましたのでお知らせします。

 完成した絵本「十二支はたいへんです」は、物語部門の応募1,173点の作品から最優秀賞を受賞された梶田向省さん(12歳:長野県在住)の物語に、絵画部門の応募277点のなかから最優秀賞(受賞作品名:「夜の森へ」)を受賞した花原淳子さん(62歳:大阪府在住)に絵をつけていただきました。

●10月24日開催のオンライン表彰式にて

 絵本完成にあたり、10月24日(土)にオンライン表彰式を開催しました。今回、厳正な審査をしていただいた選考委員を代表して山本省三様は「絵本の創作は相手の気持ちを思いやることから始まります。今は、新型コロナウィルスで人と人との距離を取ることが求められていますが、絵本創作は、心と心の距離を縮める作業であり、相手を思いやる力を磨くことにもつながります。本日は、直接皆さんにお会いしてお祝いの言葉をおかけしたかったのですが、このような表彰式も、かえって思い出として強く残るかもしれませんね。受賞者の皆さん、本当におめでとうございます」と受賞者にお祝いの言葉を述べられました。

 製作した20,000冊の絵本は、小児科医院を中心とした全国の医療機関や図書館などの公共施設のほか、京都市や小田原市など当社にゆかりのある自治体を通じて、広く子どもたちのもとに届けられます。

●絵本の概要

絵本「十二支はたいへんです」

 新しい年のはじまりに、干支のねずみのねずおはため息をつきます。「もういやだ!」「ふつうのねずみとしてのんびり暮らしたい」そんな気持ちで神様のもとをおとずれるのですが…

文:梶田 向省
絵:花原 淳子
体裁:24×18cm、本文18ページ、4色刷り(非売品)